塾講師Info

バイトの塾講師が生徒のために出来ることは何か考えてみるブログ

【塾講師】生徒の成績が上がらない原因

f:id:uluf:20210426003424p:plain

塾講師にとって最大の壁は「生徒の成績が上がらない」こと。普段、手間暇かけてわかりやすい授業をしたり、生徒の質問に丁寧に対応したりしていても、テストの点数は簡単には上がらないものです。原因は生徒の勉強の仕方?講師の教え方?それとも…?

 

 

成績が上がらない原因はこれだ!

熱心に指導しているのになかなか成績が上がらない生徒。特に定期テストの点が平均点以下というレベルの生徒では、生徒が「勉強しよう」と思っていないことが原因です。つまりモチベーションが低いということです。ほとんどの場合これに尽きます。

皆さんも生徒のモチベーションの低さを感じる場面は少なくないのではないでしょうか。授業中に寝てしまったり、内容を理解できているか聞いても反応が曖昧だったり…。そのような生徒は塾だけでなく、学校や自宅での学習もあまり取り組めていない場合が多く、成績も上がりづらいです。

そのため、塾講師に求められるのはただ単に生徒に勉強を教えるだけでなく、勉強に対する生徒のモチベーションを上げさせる必要もあるのです。

とは言っても、人のモチベーションを高めるのはそう簡単ではありません。僕も大学の授業で様々なことを勉強していますが、復習や課題はなかなかやる気が起きないものです。自分のモチベーションを維持するのも大変なのに、ましてやまだ幼い生徒のモチベーションを引き上げることは難しいのも当然

その上で、どのように生徒と接すればモチベーションを上げさせられるのか。僕が意識している点をいくつか紹介します。

POINT

成績が上がらない原因は勉強へのモチベーションの低さ

 

まずは「勉強したい」より「勉強しよう」状態を目指す

勉強のモチベーションとして、理想的なのはもちろん「勉強したい!」ですが、最初からそれを目指すのは無謀と言えます。勉強したいと思ってもらうには明確な目標が必要ですが、そのような目標設定が出来るのはせいぜい大学受験を控えた高校2・3年生に限られるからです。

そこで初めに目指すべきなのが「勉強しよう」と思ってもらうことです。つまり、勉強しようという「欲」ではなく、勉強をする必要性や意味を生徒に感じてもらうということです。これも立派な勉強のモチベーションです。

【小学生~高校生向け】生徒にかっこいいと思ってもらう

モチベーションを上げるための最も強力な方法は、講師としての自分の姿を生徒にかっこいいと思ってもらうことでしょう。

何事においても、「憧れの存在」は人のやる気を強く突き動かすものです。指導している生徒に憧れを抱いてもらえるようになれば、自ずと勉強に取り組むようになるはずです。「あの先生みたいに勉強できるようになりたい」→「勉強しよう!」という状態を目指すということですね。

では、どうすれば生徒が自分に憧れを持ってくれるのか。塾という場なので、顔が良くてもスポーツが万能でもあまり意味はありません。僕はどっちもダメです。

必要なのはズバリ、「知識量」です。塾講師に対するかっこよさというのは、「どれだけ多くのことを知っているか」がほとんどを占めるだろうと個人的に考えています。

実際に皆さんが小中学生・高校生の頃も、ただ勉強の中身を教えるだけでなく、それに関連した雑談をしてくれる塾や予備校の先生を「面白いな」と感じませんでしたか?1つの問題に対しても、豊富な知識を使って色々な視点から解く先生の姿を「すごいな、かっこいいな」と感じませんでしたか?

つまり、授業中などの様々な場面で「好奇心を引き立てる雑談」を仕掛けるのです。例えば以下のようなもの。

  • 数学:「モンティホール問題」など誰でも理解はできるが考えると難しい問題、
    公式の背景、計算の裏技など
  • 物理:宇宙誕生の話、相対性理論の話(光速に近付くと時間は遅れる)
  • 化学:同素体の話(ダイヤモンドと黒鉛など)、硫酸による炭化(動画付きだとなお良し)
  • 英語:単語の語源、日本語との話者数の違い

このような話をするためには、当然それだけの豊富な知識が必要となります。簡単なことではありませんが、このような知識系雑談を効果的に挟むことで、次第に生徒が「色んなこと知ってる先生かっけぇ…」と憧れを持ち始めるはずです。

もしあなたが大学生であれば、大学で学んでいることを雑談のテーマとするのが最もお手軽だと思います。僕も生徒に少しでも面白い雑談が出来るよう、高校までの内容も含め勉強を続けています。

POINT

・雑談で生徒の知的好奇心を刺激する
知識量をアピールして生徒に「憧れ」を抱いてもらう

 

【高校生向け】大学生活に関係する雑談をする

特に生徒が高校生であれば大学生活について雑談をするのも効果的です。大学での勉強内容についてはもちろん、サークル活動やアルしてあげるとバイト、研究などについても話してみましょう。

高校生は大学受験という大きな困難を乗り越えていかなければならないのですが、そのしんどさからモチベーションがなかなか維持できないこともあります。そんな時に大学生活の具体的なイメージが湧くような雑談をしてあげると、受験に対するやる気を引き立てる手助けとなるでしょう。

 

まとめ

生徒の成績を上げる上での「モチベーション」の重要性とその高め方について紹介しました。この記事でとにかく強調しておきたいことを最後にまとめておきます。ここまで読んでいただいた皆さんならきっと生徒の成績を上げられます。頑張ってください!!

POINT

・まずは「勉強したい」より「勉強しよう」
知識系雑談で生徒のモチベーションを上げよう